Master Cardがおなじみのロゴを変えた理由

Master Cardがおなじみのロゴを変えた理由

  世界中のお店で見かける、赤とオレンジの円。誰もが一度は目にしたことがあるであろうこのマスターカードのロゴが、20年ぶりに刷新されました。おなじみのロゴを、あえてこのタイミングで変えた理由とは?

表記は「MasterCard」ではなく「mastercard」に。ロゴには前のもの同様、赤と黄色の重なり合う円と、サンセリフ・フォントが使われています。しかし、すべての要素がよりスリムでフラットに、うるさくない見た目になりました。

 

   「なぜわざわざ?」と思うかもしれません。マスターカードの内部調査では、調査対象者の80パーセント以上が、あの円の絵をマスターカードのブランドだと認識した親しみがあり、わかりやすいものでした。

今回マスターカードの新デザインを考えた、大手電話会社ベライゾンやニューヨーク・マガジン、そしてヒラリー・クリントンのアイデンティティデザインなども手がけてきたマイケル・ビエルトはこう語りました。

「マスターカードのマークは、世界で最も広範囲に流通し、最も多くの場所で見られるマークのひとつ。変化とはまた絶え間ないもので、21世紀の金融機関の多くがそうであるように、マスターカードもまた、単なるクレジットカード会社以上の存在だ。それはオンライン決済のプラットフォームであり、デジタルウォレットであり、テック企業でもある。それゆえ、ブランディングも柔軟でなければならない。デジタル空間でも成功するものでなくてはいけないのです。マスターカードのブランディングは、よりシンプルなものになりました。モダンで、デジタル化する世界に合うよう、最適化されたのです。」

つまるところ企業は、ビルボードからノートパソコンの画面上、スマートウォッチ、携帯電話に至るまで、どこで見ても見栄えがよいロゴを求めてこの新デザインになったようです。このロゴが成功し、賢く巧妙なロゴを使う企業として有名になりたいというよりはピースサイン、にこにこマーク、ハートマークなど見ればわかるようなマークにし、あらゆるの人の財布、もしくは携帯電話の中、それ以外のあらゆる場所に入りたいという願いがこもったロゴなのです。

皆さんがお手持ちのマスターカードは新しいロゴですか?

確認してみてくださいね^^♪


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